《MUMEI》
誠なる戦士 〜アルデイーズ横町〜
見えてきたのは、にぎやかな街だった.

「ここが、ブラインのアルデイーズ横町だ.」

案内使は、めんどくさそうに言った.

「ここは…地球?」

「違う」

「じゃあ、何?」

「人間界で言うと、異次元空間だ.」

樹紀は、ヘーと頷いた.もう、いろんなことがあったから異次元空間とか言われても
そんなに驚きはしない.

「…人種が違う?」

「あぁ…人ではない.」

人…ではない.と言うことはどういうことなのだろうか.

「あの、人ではないっ…」

樹紀が喋る前に案内使は止めた.

「いろんなものが混じっておる.ブラインでは、ほぼ二つの種類に分かれる.一つ目は人間型.
俺も人間型だ、二つ目は魚人型.鱗がついておって、水の中でも息ができるえらがついておる.
シルバーでは、ブラインと同様人間型がある.しかしもう一種は違う….
政治をする奴は、必ずネコ型だ.」

案内使は淡々と喋る.

「その中でも、一番珍しいのは鳥型…これはめったにおらん.」

鳥型か…なんか、あんまりみたい気がしないな….

「全然、この国のことを知らないけど今から何をするの?」

そう、樹紀が言ったら案内使はうーんと唸り言った.

「そうだな…まず、この国のことを知ってもらう.俺が話そう.あこのカフェでも行こうか.」

そういって、案内使は小汚い一件の店をさした.
まわりの明るさからはかけ離れていて、とうていカフェに見えなかった.

「ちょっと、度胸が必要だがな…」

案内使はそう呟いた.

「え…――?」

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