《MUMEI》

武は、そこまで話すと地面に蹲り、猛獣の遠吠えのような声を発した。



それがこの少年の泣き声だった――…。



出来杉「なんてことだ…。」



出来杉は同情の言葉を呟きながらも、地面に突っ伏して泣き崩れるガキ大将の背中にニヤけた視線を落としていた。



そんな出来杉の嘲笑に気づくこともなく、武は焦りや嘆きといった感情も露に拳を握りしめる…。



ジャイアン「これだけ探しても見つからないって事は、やはりジャイ子は、もうこの街にいないって考えるべきだろうな…。」



武は、昨日 しずか から入れ知恵された通りの言葉を震えた声で搾りだした…。

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