《MUMEI》 口籠るドラミちゃんに、私は実姉のような温かな眼差しを向ける――…。 しずか「まだ疲れてるんじゃない…? …なんだか今日のドラミちゃん、おかしいわよ………。」 ドラミ「しずかさん――…。」 彼女は、私が仕向けた優しく包みこむような思い遣りの言葉に、大きな瞳を潤々とさせていたわ。 おそらく私に全ての苦悩を晒け出して、甘えてしまいたくなる衝動に駆られているのでしょうね…。 私は真剣な表情でドラミちゃんの眼を見つめながら、心の中で彼女を嘲り笑う――… ――…聞きたいことがあるんでしょ…? ――…“キラ”は誰なんでしょう?…って…(笑) 前へ |次へ |
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