《MUMEI》 ドラミ「――…いぇ…私こそ…。そんなつもりで言った訳じゃないんです……。ごめんなさい。」 無神経な言葉を取り繕う私と、棘を帯びた言葉を詫びるドラミちゃんの間で、互いに謝るだけの虚しい言葉が交されてゆく…。 そんな時だった――…。 ドラミ「私が、しずかさんを送りますよ…。」 ドラミちゃんは、虚しい謝罪のキャッチボールに終止符を打つように申し出たの。 しずか「…え…?」 …私は、思わず固まった。 ドラミ「しずかさん、荷物……重いでしょ? …半分持ちますから…。」 そう言って彼女は、大量の林檎が入った買い物袋に手を伸ばそうとしたのよ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |