《MUMEI》

出来杉『大丈夫――…。』



出来杉は自信たっぷりに、主の心配事をその一言だけで塗り潰した。



出来杉『…勿論、彼には地下室に近づかないよう釘を刺してあるよ。


…キラの戒めを破らないよう、十分な調教は施したつもりさ。(笑)』



出来杉は笑いながらスネオの名前の下に横線を引き、その下にジャイ子の名を記した。



*しずか『そう…。


…ならいいわ…。』



しずか は、その自信の前に、事後承諾の返事をかえすだけだった――…。

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