《MUMEI》 *しずか『あ……そうそう、リュークはどこに居るの? …スネオさんの家の地下室かしら…?』 出来杉『いや…。 …リュークなら――…』 出来杉はドラミの名前の上に“死神”の文字を記した。 出来杉『…街の上空で、皆の動きを監視しているよ。 …彼にしてみれば食後の散歩がてら、空から街を眺めるようなものさ。』 出来杉は、心の声で しずか と喋りながら、ノートに人物名を書き連ねてゆく。 それは、ドラミを仕留めるための“駒”の配置図だった。 *しずか『そう…。上空ね…?』 私は、出来杉さんの報告に念を押すようにテレパシーで呟いた――…。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |