《MUMEI》

出来杉は最後に配置図全体を大きな丸で囲み、その丸の外側にキラと自分の名を大きく書き殴った。



ノートに記されたそれは、全ての“駒”を、その二人が支配・掌握していることを示す策略図だった。



出来杉は椅子の背もたれに体重を預けると、軽く伸びながらテレパシーを送る。



出来杉『もし皆の現状を知りたいのなら、直接リュークに問いかけてみるといいよ。』



*しずか『そうね…。そうするわ…。


…リューク……聞こえる?』



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―――…その頃…。


―――…街の上空…。



リューク『ああ。聞こえるぞ。』



リュークは秋空の上で、あぐらをかきながら下界を見渡していた――…。

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