《MUMEI》

出来杉が語る陰語は、テレパ椎の思念波で武をドラミの元へ導けばよいというアイデアを仄めかしていた。



*しずか『なるほどね…。』



リューク『クククク…。楽しそうな事を思いつくじゃないか…?』



リュークが傍観者のような立ち位置で、テレパシーを返したとき――…



*しずか『じゃあ、その役はリュークにやって貰おうかしら。(笑)』



*出来杉『そうだね。それがいいと思うよ。』



キラと腹心の意見だけが、示し合わせたように一致する。



リューク『え!?オレが…!?』



リュークは、自分だけ除け者にされたような不快感を覚えると、面倒くさそうなリアクションを思念波で返した――…。

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