《MUMEI》 「…私に何の用なのかな?」 「あ!あのお…愛香先輩って…矢崎健太と付き合ってますよ、ね?」 …は?何、何、何? 何なの、この子の目…。 若干、潤んでるけど…。 てか何で健太のことまで知ってんの? 「付き合ってるけど、何?」 するといきなり、目つきが変わった安倍莉奈。 さっきの潤んだ瞳は何だったの、一体。 …何だか嫌な予感がしてきたんだけど…。 「いきなりですけど、私、健太先輩のこと好きなんです。多分、愛香先輩より好きです」 「は?」 「それに、愛香先輩は矢島拓也って人と仲良いんですよね?その人と付き合ったらどうですか?」 …矢島拓也って…。 あんな奴有り得ない。 それに…簡単に言えば、私は健太と別れろってことだよね? 私より健太のことが好き? …意味分からない。 何を根拠にそんなこと言ってるんだろう。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |