《MUMEI》 …それ早く言ってよ。 絶対に矢島拓也のことでいっぱいで、伝えるの忘れてたパターンでしょ。 彰から、いつ聞いたのかは知らないけど。 「愛香大変だね!ついにライバル登場じゃん!まあ、矢崎くんは愛香にゾッコンだけど♪ね、梨華子〜」 「確かに。愛香といるときの奴はほんとにマジ幸せそうだからね〜」 …ずっとそれでいてくれたらいいんだけど。 もし健太の気持ちが変わらなくても、安倍莉奈がどうくるかなんだよ…。 もう…めんどくさい。 …めんどくさいとか…言っちゃいけないけど…。 私は健太と普通に付き合っていきたいんだけど。 そんなの無理だわ。 健太は…普通に格好いいから。 女子がキュンとくるような性格してるから。 あの見た目で可愛らしさがあって、女子が好きそうなハスキーな声してて。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |