《MUMEI》 インターホン/\/\/\/\/\/\/\/ ―――…その頃。 夕陽を浴びながら、カラスの群れが飛び去ってゆく…。 辺りはだんだんと暗くなり始めていたわ…。 私がスネオさんの家に到着したのは、そんな刻だった。 しずか「あぁ重かった〜。」 私はわざとらしく独り言を発してみる…。 そして、肩にかけた買物袋が撫で肩に沿って落ちそうになったから、ひょいと上げ直したの。 その仕草や独り言も、陰でコソコソ嗅ぎ回っている、黄色い“泥棒猫”に見せつけるための芝居だったのよ――…。 前へ |次へ |
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