《MUMEI》 お坊っちゃまの狼狽私はスネオさんに導かれるまま、地下のワインセラーに降りてゆく――…。 すると、鼻先を微かな異臭が擽ったの…。 スネオさんはまだ知らないけど、この場所には、私がリュークに命じて誘拐させたジャイ子ちゃんも監禁されている。 私はスネオさんに気付かれないよう、サッと地下室の隅を見渡し、そこに横たわる囮の無事を確認したのよ。 スネオさんは、ジャイ子ちゃんが居る反対側の壁際のほうに私を連れてゆくと、其所にあった大きなクーラーボックスの蓋を恐る恐る開けたの…。 ――…すると… スネオ「うわぁ!もうこんなに減ってるよぉ!」 スネオさんは大きな声で狼狽し、その場にガックリと膝をついたの。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |