《MUMEI》
死神の気まぐれ2
スネオ「ううっ…うっ…


…エグッ…エグッ……。」



スネオさんは嗚咽が落ち着くまで、私の膨らみかけた胸に顔を埋めていたわ…。



私は意図的に流した同情の涙を輝かせる…。



スパイ衛星の前で、そんな慈愛に満ちた少女の役を演じていったのよ。



私はスネオさんの後ろ髪を撫でやりながら、眼を閉じて密かな瞑想に耽る――…。



しずか『リューク……ドラミちゃんの様子はどう?』



*リューク『ドラミはまだ空き地に居る…。


…モニターでお前達(しずか&スネオ)の様子を覗き見してるぞ。……ククク…』

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