《MUMEI》

私はスネオさんの後ろ髪を撫でながら、慈愛に満ちた少女の役を演じ続けるしか無かったの――…。



私とスネオさんは、只じっと見つめ合っている…。



*リューク『お?…いい雰囲気だなぁ?…クククク…。』



リュークはドラミちゃんのモニター越しに私達の様子を窺うや、茶化すようなテレパシーを送りつけてきたわ。



そんな死神の無礼な振る舞いにも、私は目尻をヒクつかせることしか出来ない…!



しずか『リュ…リューク……今すぐ戻ってらっしゃい…。』



*リューク『さぁて…。どうするかな?…ククク…。』



しずか『つべこべ言わないで――…!』



私が死神のサポタージュに怒りの思念波を返した時―――…

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