《MUMEI》

今スネオさんを拒絶する訳にはいかない――…!



私は意を決して、ゲテモノでも喰らう覚悟で眼を閉じたの。



そしたら…



…ゾワゾワゾワゾワ〜〜!!!



私の身体をムカデやゴキブリが這うような嫌な悪寒が走ったの…!



スネオさんの尖った唇が、私の唇に吸い付いていたのよ…!



私の中で、彼を拒絶したいという本能と、演技を続けなければ!という理性が、壮絶なバトルを繰り広げる!



*リューク『フハハハハ!…ドラミの奴、驚いてるぞ!


…面しれ〜ッ!!フハハハハ!』



リュークの高笑いのテレパシーを他所に、ナメクジのような舌が私の唇を割って侵入してきたの…!

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