《MUMEI》

――…嫌ぁあぁあぁ〜ッ!!!



私は心の中で悲鳴をあげた!



でもスネオさんは私の本心に気付きもせず、唇を重ねながら私を床に押し倒してきたの…!



何度も言うけど、今スネオさんを拒絶することは出来ない!



ドラミちゃんが見てる以上、この前みたいに『忘れろ草』を使うことも出来ない!



スパイ衛星の視界を奪うには、スパイ衛星に映らない存在が必要だったの!



しずか『リューク!何してるの!?早く戻ってきなさい!』



*リューク『それが人にモノを頼む態度か?…ん?』



私は懸命に命じたけど、リュークは挑発するような思念波を投げ返してくるだけだったわ――…。

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