《MUMEI》

その下劣な笑い声に、私は人知れず瞳の奥に憎悪の炎を燃やしたのよ。



その時スネオさんは、私の乳房をはだけさせて、その頂を口に含んだの。



しずか「ん!」――… ピクンッ!



私は初めての刺激に、思わずはしたない声をあげてしまったの。



でも身体だけは反応したけど、私の心は屈辱に染まってゆくだけだった――…。



――…このままじゃ、女の子の一番大切な物を奪われてしまう…!


――…よりによって…。


――…こんな男性に!!!


だけど、そんな私の焦りを他所に――…



―――… ツ ウ ゥ ゥ ……。



地下室の暗がりには、スネオさんと私の周囲を廻る、2機のスパイ衛星が飛び交っていたのよ――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫