《MUMEI》

スネオさんの唇が私の蕾を舐り、右手がスカートの裾を捲りあげる。



こうなれば、もう私に選択の余地は無かった。



しずか『リューク!……お願い!


… 戻 っ て き て 下 さ い!』



私は屈辱を噛みしめ、涙目で訴えかけたの…!



そしたら――…



*リューク『フン…。


…最初から素直にそう言えばいいんだ。


…だいたい お前は何様のつもりなんだ?


…昨日あれだけ忠告してやったのに…。


…死神といっても一応“神”なんだから――…』



リュークは、この状況を読めないのか、それとも私の焦りを解ってて、わざと時間をかけてるのかは定かでないけど、くどくどと愚痴をこぼし始めたの――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫