《MUMEI》 ((ミャア)) 少し甘えた声を出してその人間を見上げてみました。 すると、その人間は僕の頭をそっと撫でて、 「そうか、そうか。では、向こうの山の方へ行くと良いぞ。その近くに梨を作ってる家がある。そこの梨は格別だぞ。それに物凄くべっぴんな娘がおっての。おお、そうだ、白くてかわいらしいメスの子猫もおるぞ。おっと、わたしはそろそろ収穫して家に帰らねば。では、ピーマンくん、気をつけて。元気での。」 そう言ってナス畑の方へ歩いて行ってしまいました。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |