《MUMEI》 ――…ギリリィッ… ピキピキッ!… 私は拳に渾身の握力をかけて“虫”を握り潰したの! *リューク『お!?…モニターが砂嵐になったぞ! …どうなってるんだ?』 リュークは、突然の見せ物の終幕に、つまらなそうに文句を言ってたわ。 その不然とした文句は、逆に私に安堵をもたらしたのよ。 やがて私は、ゆっくりと拳を開き、汗ばんだ掌を見つめる――… そこには無惨に握り潰された、スパイ衛星の残骸が汗とともに貼り付いていたの――…! 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |