《MUMEI》

急激に、絶望感が襲って来る、フイリプは夢中で、破片の中を探した。

埋もれた中に、白い塊を、見付けた。

白い塊は、フイリプの手の平の中で、腹を向けて、仰向けにぐったりとしていた。

まるで、産まれたばかりの爬虫類を、連想させる。

胸を上下させ、たまに生存を示す。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫