《MUMEI》
連合会議は紛糾する。
【ヘタリア】
連合会議は紛糾する。

※第二次世界大戦辺り、連合(英米仏露中)対枢軸(日独伊)
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「僕は本田君の最初の一撃、忘れないよ…」
「…それはお前が油断してたからだろ」

俺たちが日本を知ったのはごく最近の出来事だった。

実力が未知数だった日本を買いかぶり過ぎてロシアは貴族を大将にしたお遊び部隊で日本と戦って、実際は手練れな海洋民族だった日本に艦隊を全滅させられたんだから当然といえば当然な話だった。

恨み辛みを吐き散らしながらコルコルしているイヴァンから離れると、早速連合会議を始める事にした。


ここにはさっきのロシア、それとあまり話を聞いていなさそうなフランス、意気揚々で血気盛んなアメリカ、勝手に手負いになって戦力が半分以下になりほとんど使い物にならなそうな中国、そして俺イギリスの計5カ国が集まっていた。

「僕は世界の女の子と仲良く出来ればそれでいいよ〜」
「フランスは早々にリタイア発言か…まぁいい」

昔は俺と百年戦争をしていたくらい戦争に関しては群を抜いていたフランスだったが、ここ最近はほとんど農業と美術品収集と新天地探しとばかりに世界中の女の子をスナップしては写真集を出したりで、全く覇気が無くなってしまっていた。

「何だよ、アーサーは前にウチん家でルート相手に派手に暴れてくれたじゃない」
「暴れたのは、アルフレッドだよ…」
「え〜だって指示したのはアーサーじゃないか〜おかげでこっちはボロボロだよぉ…」

ドイツ軍の裏をついて比較的ドイツ軍も少なくのどかなノルマンディーに上陸させたのだが、やっぱり腐ってもドイツ軍だったようで軍勢が少なくてもアメリカ部隊を一掃させるだけの力はあったようだった。

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