《MUMEI》 「次の人!位置ついて」 先生の声が響き渡る―。 陸上部の走り込みは続く。 ―紗稀は、顧問や先輩から “足に負担かけすぎ”って言われたので、今日は練習終了。 すると、隣に居た先輩が 「あっ、サッカー部、紅白戦するみたい」 ―先輩のひとことで周囲の雑音が紗稀の耳に一気に入ってきた。 今まで“走る”ことに集中してたから。‥‥雑音なんて耳に入らなかった。 紗稀は、サッカー部の練習を フェンス越しに見学した。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |