《MUMEI》

「…愛香…俺以外に気になる奴いたりして」


…は?

何で…いきなりそんなこと聞くの?

…意味分からない。

健太、意味分からないよ。


もう泣きたくなってきた。

どうしたらいいか分からない。


「…何…でよ…」

「矢島といた方が楽しかったりして…」


すると健太はいきなり両肩を掴んできた。

ベンチの背もたれに押し付けられて健太が私に覆いかぶさってきて。


「ちょっと健太っ」

「何だよっ!別にいいだろ?」

「公園じゃん!ちょっ…んっ」


いきなり激しいキス。

抵抗するけど、男の力に敵うはずがなくて。

誰か来たらどうするの?

…肩が痛い。

胸が苦しいよ…。

健太はこんなんじゃない。

いつも笑ってるじゃん。

私は健太の笑顔が好きで…。

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