《MUMEI》 スネオさんの心に射し込んでいた光……私の愛が、真っ暗な闇に閉ざされようとしていた――…。 スネオ「え!?!?…知らないよぉ…!」 スネオさんは、突然私から浴びせられた罵声に、呆気にとられた様子だったわ。 …無理も無いでしょうね――…? 血だらけのジャイ子ちゃんが ここに居ることすら訳が解らないのに、そればかりか私から疑いの眼差しが向けられたのだから…。 でも私はハナから、彼の弁明など聞き入れるつもりは無かったの。 これは既定路線のシナリオだったから――… しずか「スネオさん!これはアナタの仕業なの!?」 私は荒げた声で撒くし立てるように、スネオさんに詰め寄ったのよ。 前へ |次へ |
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