《MUMEI》

僕は教室に入った。

「悠太、おはよう〜!!」と親友の勇樹が言った。

「おはよう。」と僕は勇樹に言い返した。

勇樹は僕が心を許している相手だ。



僕の学校にはモテモテの女子がいる。
名前は、武田麗菜・・・。
とても美人で、不思議なオーラが漂っている。


その麗菜が僕に、
「あ、悠太君今憎んでいる人がいるでしょう・・・?」と言った。

「何でお前に分かるんだ!?」と僕は驚愕した顔で麗菜に言った。

「フフッ、分かるわよ〜♪」と麗菜は言った。

「気味の悪い・・・。」と僕は言った。

「あら、そうかしら?、良かったら手伝ってあげようか・・・?」と麗菜は僕に言った。

「は!?、何言ってんだよ?、その人の事―、」と僕が言いかけた時に、

「詳しい事は後で教えて★」と麗菜が言って去っていった。

何なんだ、アイツ・・・。
ヘンな奴。


「チョット〜、悠太麗菜ちゃんとどう言う関係なの?」と勇樹が聞いてきた。

「別に何でも無いよ、何かアイツから話しかけてきただけ。」と僕は言った。

「いいなー、次は俺も混ぜてよ!」と勇樹が言って来た。

「分かったよ、次は誘うよ。」と僕は勇樹に言った。


そして勇樹はニコッと笑って他の友達のところへ行った。

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