《MUMEI》

――… ファサッ!… ファサッ!



二人を追跡する黒い影が、置き去りにされるドラミを追い抜いた――…。



リューク『フハハハハ!…人間って面しれぇ!』



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―――…その頃。



私は、リュークの馬鹿笑いの思念波に、呆れた溜め息を洩らしていた――…。



彼は既に、二人の後を追いかけて、路地を飛んでるとこだったわ。



妙に気の効いたその計らいに感心しそうになったけど――…



この死神は、只“面白いもの”を見たがっているだけだと気づいたから、私は褒めるのをやめたの――…。

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