《MUMEI》 ――… ファサッ!… ファサッ! 二人を追跡する黒い影が、置き去りにされるドラミを追い抜いた――…。 リューク『フハハハハ!…人間って面しれぇ!』 /\/\/\/\/\/\/\/ ―――…その頃。 私は、リュークの馬鹿笑いの思念波に、呆れた溜め息を洩らしていた――…。 彼は既に、二人の後を追いかけて、路地を飛んでるとこだったわ。 妙に気の効いたその計らいに感心しそうになったけど――… この死神は、只“面白いもの”を見たがっているだけだと気づいたから、私は褒めるのをやめたの――…。 前へ |次へ |
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