《MUMEI》

背中にドラミちゃんと武さんの視線を感じながらも、それはだんだんと遠ざかってゆく――…。



私は偽りの涙を拭いながら、振り返ることなく走り続けたの。



私の後ろ姿しか見えていない二人は、不思議顔で見送っていることでしょうね…。



でも―――…



その時の私の顔は、完璧な布石を打つことができた満足感に、うすら笑いを浮かべていたのよ――…!



            :
            :


/\/\/\/\/\/\/\/

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫