《MUMEI》

毛嫌いをしているのに、真っ直ぐに自分を見る神無月の美しい漆黒の瞳。

<視>られるのを分かっているクセに、話かければちゃんと相手をしてくれる。

だから、なのか。

オカ研のメンバーは、わざと神無月に構ってもらいたくて悪さをしてしまう。

そんな神無月だが、本人が思うほどに周りからは敬遠されていない。

彼女本来の魅力があるのだが、本人はどこかズレている。

「まっ、ほどほどにするか」

イヤイヤながらも、ちゃんと部活動をしてくれた神無月を、しばらくの間はほおっておくことにした。

構われないのが、彼女にとって一番だろう。

依琉はふっと息を吐き、真面目な表情で笑みを浮かべた。

「とっとと終わらせようか」

薄い茶色の瞳に、鋭い光が宿った。

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