《MUMEI》

“どういう事だ?”…と言いた気に、眉を潜めるジャイアン――…



その傍らで、ドラミは凍りついたように固まっている…。



リュークは、二人の顔の間からレーダーの画面を覗き込み笑っていた。



リューク「クククク…。お前達の探し物は其所にある…。


…例の“地下室”だ…。


…さぁ、早く行ってやれ…。」



リュークは、二人に聞こえない声で囃し立てる。



しかし、すぐ側に在る邪悪な気配を感じることもなく、ドラミは目まぐるしい思案に没頭してゆくだけだった――…。

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