《MUMEI》

ジャイアンはドラミの視界の中で、どんどん小さくなってゆく――…。



リューク『クククク……おい…。


…ジャイアンとドラミは、ジャイ子の監禁場所を探り当てた。


…もうすぐスネオの家に着くぞ…。』



リュークは二人の丁度中間あたりを飛びながら、出来杉と しずか にテレパシーを送った。



*しずか『分かったわ。』



…返事はすぐに返ってきた。



*出来杉『キミは引き続き二人に付いて、地下室まで降りてくれ…。


…また後で連絡する。』



二人のテレパシーには焦りや緊迫感といった雰囲気は皆無で“獲物”を迎え撃つことへの自信に満ちあふれていた――…。



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