《MUMEI》

――…その時…!



*ジャイアン&ドラミ「うわ!」「きゃっ!」



電話越しに、侵入者の驚く声が聞こえてきた。



*リューク『フハハハハ!……コイツら(石になった)スネオの母親に驚いてるぞ!』



ゲラゲラと笑うリュークの思念波とは裏腹に、まだスネオを説き伏せられない出来杉の焦りはピークに達してゆく――…!



しかしスネオとて、覚悟を決めざるをえない状況に立たされたのは言うまでもない。



汗ばんだ手に携帯電話を握りしめる出来杉――…!



その通話の向こうで、勇気を奮い起こすスネオ――…!



主人と奴隷の間に、胃をねじ切るような緊張感が張り詰めてゆく…!

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