《MUMEI》

拓也は私たちの今の関係をどう思ってるんだろう。

逆に、私たちが付き合いだしたら…健太はどう思うだろう。

…もう健太のことなんて…気にしちゃダメなのに。

別れてから半月は経ってるし、別れを告げたのは私。


こんな感じなら…拓也と付き合った方がいいのかな。

でも、安倍莉奈と健太が付き合い始めたら複雑だな…。





ーーー……



約束の日曜日は直ぐにやってきた。

新しく買った秋服なんて着てきた私。

何か気合い入ってるみたいじゃん…。

いや、気合い入れてないわけでもないんだけど。


…ていうか、遊園地行くのに待ち合わせ場所が学校の前って…。


「おお、愛香〜!早いな!」

「…一応女だから、早めに来たの!」

「さっすが愛愛〜!んじゃ、早速行こうか〜!」

「うわっ!ちょっ!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫