《MUMEI》 すると私の身体はカメレオンみたいに、周囲の景色と同化したのよ――…。 机の上に置かれていた“黒いノート”が、ふわりと宙に浮かぶ…。 しずか「じゃあドラミちゃんの最期を見届けに行くとしましょうか…。(笑)」 誰も居ない部屋に、私の独り言だけが木霊した…。 私は部屋の真ん中に“どこでもドア”を据え置いたの。 そして――… しずか「スネオさんの家の裏路地へ――…!」 高らかな声で命じると、ドアノブを回したのよ――…! : : /\/\/\/\/\/\/\/ 前へ |次へ |
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