《MUMEI》

そして真剣な眼差しで紗稀を
見つめ輝くんが言ったの。










「‥‥お前が居たから。お前居なかったらわざわざ来るかよ」



って―。







ヒュ〜‥ドドドン!










美しい打ち上げ花火が空を舞い散った。


花火の音や周りの雑音なんて
気にならなかった。




紗稀が見えているのは
“輝くん”だけだったから―。

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