《MUMEI》

しかし、そのドアをくぐって現れる筈の人物の姿は無かった。



出来杉「…キラ……様…?」



不思議顔で問いかける出来杉……



すると―――…。



しずか「出来杉さん?」



出来杉「うわぁ!!」



突然耳元で話かけられ、出来杉は腰を抜かして驚いた。



しずか「うふふ…。驚かせてゴメンなさい。


…透明マントよ…(笑)」



しずか はマントの隙間から、首から上だけを出して笑った。



その姿は、闇夜に妖しく浮かびあがる、少女の“生首”のようだった――…。

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