《MUMEI》

出来杉「ビックリしたなぁ…。」



出来杉は尻餅をついた辺りの衣服をパンパンとはたいている。



しずか「うふふふ…。」



私は妖しく笑いながら、マントから全身を現したの。



しずか「出来杉さん、ドラミちゃん達の様子はどう?」



出来杉「あぁ…。いまは――…」



出来杉さんは携帯電話を耳にあて、地下室の様子を探る…。



出来杉「もうすぐ、スネオがキラを演じ始める頃さ――…。」



しずか「うわぁ、面白そう…(笑)


…私にも聞かせて…。」



私は出来杉さんの横顔に耳を近づけると、小さな携帯電話から漏れ出す音声を共有したの。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫