《MUMEI》

デスノートに武さんの名前を記してから、まだ数秒しか経っていない。



彼はまだ正気を失っていなかった――…。



*ドラミ「スネオさん!これはアナタの仕業なの!?」



*スネオ「そうだよ。エへへへへ…。」



スネオさんはヘラヘラとした口調で笑っている――…。



つい先ほどまで、泣きベソをかいていたのが嘘のようだったわ。



―――… 15 … 16 … 17 …。



私は心の中で秒数をカウントしながら、武さんが豹変する瞬間を待っていたのよ――…!

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