《MUMEI》 e n r y緑色の葉が茶色に変わっていく。 気付けば夏休みは終わって 2学期になった。 ある日の朝。 「紗稀?どうした…?」 前の席になった輝くんが 振り返りながら言う。 「ん?…あ、別に」 最近ぼんやりすることが 多くなってしまった。 夏休みの花火大会の出来事… 輝くんは忘れちゃったみたい。 “あの言葉の意味は?” “なんで手握ってくれたの?” 聞きたいことはいっぱいある。 けど。 なんかお互いにその話題を避けるかのような…。 前よりも話しづらくなってしまった。 前へ |次へ |
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