《MUMEI》

「そんなんどうでもよくて…私と先生は何を…」

「…言わなくても分かるだろ?わざわざ言ってほしい?このベッドで何をやったのか♪」


…嘘でしょ…。


頭が真っ白になった。

先生は"着替えとけ"とだけ言い、部屋から出て行った。

数分してシャワーの音したから、多分お風呂。


しばらく動くことが出来なかった。


最悪だ…。

私、先生と…。


とりあえず洋服を着た。

思わず胸を手で抑えた。


…先生が触れたの?

いきなり顔が熱くなる。


あんなに酔ってたから…。

ほんとに最悪だ。


先生は、家まで送ってくれた。

車ん中ではお互いに無言。


もちろん学校は休んだ。

二日酔いで頭痛がハンパなかったのと、先生と会うのが気まずかった。


友達からたくさん連絡もきていた。

トイレに行ったまんま戻らなかったからだ…。

でも…朝起きたら先生のベッドにいたなんて。

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