《MUMEI》

「…愛香…感じすぎ…可愛すぎだわ…もっとイジメたい」

「ちょっ…やんっ…はぁっ…拓也ぁっ…」


気持ち良すぎる…。

恥ずかしいのに、声がどんどん漏れる。

拓也をこんなにも求めてる。

…拓也が欲しい。

拓也が欲しいよ。


「拓也…ああっ…拓也っ」

「…すげ…指3本余裕じゃん…」

「そんな…あっ…あっ…」

「愛香…イキたかったら…イッていいよ?…何回もイかせてやるから」


妖しく笑う拓也。

今はその笑みに、ドキドキしてしまう。

…もっとしてほしい。

掻き乱してほしい。

健太のこと忘れてしまうくらいに、めちゃくちゃに。


「あ…はあっ…ああん…も…イッちゃ…」

「早くイッちゃえよ」


耳元で甘くそう囁かれ、私はイッてしまった。

…指だけで…。

拓也…うますぎるよ。

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