《MUMEI》 5全力で否定するもレンズに触れ、何とか本体を探そうとする。 「とっとりあえず、私の<言霊>で一時動きを止めるから、九曜は耳を塞いで!」 「分かりました!」 角を曲がると二人は足を止めた。 九曜は耳を塞いで、その場にうずくまった。 神無月は息を吸い込み、角を曲がって追いかけて来た異形のモノに向かって叫ぶ。 ―動くなっ!― 建物がガタガタっと揺れた。 異形のモノ達は、ぴたっとその動きを止めた。 「今の内に本体を探すわよ!」 「はっはい!」 前へ |次へ |
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