《MUMEI》 6九曜もレンズを操作し、本体を探し始める。 「廃墟こと、この寮の本体は確か『空間』! 見るけるのが困難だけど、一度見つければ後は封印するだけだから」 「空間…。と言うことは、歪んで見えるのが…」 「ええ! それ自体が本体なの! 九曜、どこか視界が歪んで見える所、無かった?」 九曜は今まで逃げ回っていたコースを思い出した。 そして一ヶ所だけ、通った時に違和感を感じた場所があった。 「ありました! 二階の右端にある部屋のカーテンに隠れた時、何か変な感じがしました!」 「じゃあ今年はそこね! 空間は動けないから、とっとと行くわよ!」 「はい!」 二人は走るスピードを上げ、二階に向かった。 前へ |次へ |
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