《MUMEI》

九曜もレンズを操作し、本体を探し始める。

「廃墟こと、この寮の本体は確か『空間』! 見るけるのが困難だけど、一度見つければ後は封印するだけだから」

「空間…。と言うことは、歪んで見えるのが…」

「ええ! それ自体が本体なの! 九曜、どこか視界が歪んで見える所、無かった?」

九曜は今まで逃げ回っていたコースを思い出した。

そして一ヶ所だけ、通った時に違和感を感じた場所があった。

「ありました! 二階の右端にある部屋のカーテンに隠れた時、何か変な感じがしました!」

「じゃあ今年はそこね! 空間は動けないから、とっとと行くわよ!」

「はい!」

二人は走るスピードを上げ、二階に向かった。

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