《MUMEI》 2当時のオカルト研究部こと封話部の部員の一人が、神道系の血筋の者であった。 空間の歪みを、異なる空間に封印した。 しかし歪みの空間と、現実の空間は断ち切れなかった。 現実の歪みの念は、随時、異空間の歪みへと力を注ぐような形となってしまった。 そのせいか、寮では年に一人は生徒が消えてしまう。 そのことを危惧した理事長達は、新たな場所に寮を建て、この建物ごと封印することを決めた。 そして寮には誰も近寄らず、廃墟となった。 ―廃墟となった建物に近付くものは、別空間へと移動してしまう。 そんなウワサが学院にあった。 前へ |次へ |
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