《MUMEI》
憧れ
俺も、プリントに書く・・・カリカリカリ・・・

「まじで?いつ?」

書きながら[えぇ?

この前まだ早いって

言ってたのどこの誰だよ〜]っと思った。

そう。さっきのプリントには

「俺、香奈に告った!!」っと書かれていた。

でも翔の行動力は

素直に羨ましいと思う。

俺は、考えてばっかりで

その場から

動けないでいることが多々ある。

その間に翔は

行動して

次のことを考えている。

翔には面と向かって

言ったりはしないが

俺は、翔のそんなところに

憧れている。

そんな事を考えている内に翔は

さっきの続きを書き終わっていた。

「遠足の日の帰りに。

まぁ、振られたんだけど・・・」

俺は、小さな声で

「諦めるの?」っと聞いたところで

授業の終了を伝えるチャイムがなった。

俺は、翔を誘い今日は

屋上に行って食べることにした。

そしてもう1度同じことを聞こうとする前に

翔が口を開いた。

「俺は、香奈を諦めない。

振られたからって

好きじゃなくなれる訳ねぇし

香奈しか見えないから。

それに・・・」っと言葉を切り

俺の方を向き

俺を心配していた時に見せた

スッキリした顔で

笑った。

俺も微笑み、

「そっか。頑張れよ!」っとだけ返した。

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