《MUMEI》

*ドラミ「…おや?…なんだ?今の声は…。


…あー、あー…あれ!?」



携帯電話の向こうで、ドラミちゃんは意味不明な独り言を喋っていたの。



とても女の子とは思えない口調だったわ…。



出来杉「…ドラミ君は何を言ってるんだ?」



しずか「シィ!…黙って!」



私は出来杉さんを一喝した。



すると――…



*ドラミ「これは!…いったい……!?


…な!…なんで…!?」



ドラミちゃんの声はパニックに陥ったようにうろたえていたわ。

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