《MUMEI》

しずか「…………………………。」



この時、私は計画の失敗を確信して呆然と佇んでいたの――…。



出来杉「…………………………。」



出来杉さんも、ドラミちゃんの悲鳴を聞き届けながらも、表情を晴れさせることは無かったわ…。



―――…ブシャッ…!



携帯電話から、何かが飛び散るような音が聞こえると…



*リューク『ドラミに化けても血は出るんだな〜…。』



呑気な死神の思念波がその音の正体を実況していたわ…。



私はギリリと奥歯を噛んで口惜しさに肩を震わせていたの――…。

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