《MUMEI》 出来杉「し…しずか君………そんな事を書いたら――…」 出来杉さんは透明マントを被っているから姿は見えないけど、どうやら私の行動に軽くうろたえてるみたいだったわ。 しずか「いいのよ…。」 私はそんな出来杉さんの心配症を一蹴した。 しずか「ドラミちゃんを仕留めるためのブリッドは、これで使い果たしたわ…。 …そうなった以上、どのみち彼女が私に辿り着くのは時間の問題よ…。」 出来杉「…………。」 出来杉さんは、私の穏やかな声の裏側に、燃え盛る“怒り”を感じ取ったのか――… それ以上、参謀として私をたしなめることは無かったわ。 前へ |次へ |
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