《MUMEI》 それは兄の死を目の当たりにしたジャイ子ちゃんが叫び狂う声だったの。 しずか「可哀想なジャイ子ちゃん…。 …でも大丈夫…。 …アナタも、もうすぐお兄ちゃんの処へ逝けるわよ…。」 私は怒りを紛らわすように、優しくて冷たい声をかけた…。 すると――… *ジャイ子「…嫌だぁ!!?お兄ちゃん!! …死なないでぇ!!! …お……兄ちゃん…! …ぉ……に…ぃ… ……………!?」 やがて、その泣き声は不自然にフェードアウトしていったの。 私がデスノートにジャイ子ちゃんの名前を書いた40秒後のことだった――…。 前へ |次へ |
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