《MUMEI》 X' m a s時は過ぎるのは早いものです。 「さーきちゃん!!帰ろ〜か」 志栞のハイテンションな声が 教室中に響く。 …わざわざ迎えに来なくても 逃げないっての…! 2学期の終業式。明日から冬休みに入ろうとしていた。 そして。 明日はクリスマスなのだ…。 「はーやーく。侑ちゃんが待ちくたびれてるよ」 「はいはい、分かってる〜」 教室を出る時、辺りをチラッと 見回した。 “…っ輝くん…居ない…” 結果的に、輝くんとはあの時の電話以来喋っていない訳で…。 …気まずくなるからひとことくらい喋れば良かったな…。 ちょいと後悔。 前へ |次へ |
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